allon-4とは、大部分の歯を失った方に行われるインプラント手術の最も新しい高度な技術です。これまでの方法ではインプラント1本に対して歯は1本でしたが、all-on-4では4:16となります。
片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントを埋め込む本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。インプラントは抜けてしまった歯を補うための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので治療費は安く済みますが、それ以上に大きなデメリットが際立つことも事実です。どちらにも共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。入れ歯でもブリッジでも、外見上では歯は全部揃っているように見えます。けれども実のところは表面的な事で、歯の機能を取り戻せるかと言えば、現実にはそんな機能は備わってはいません。
第一印象だけを気にするのか、もしくは噛むという歯の機能を気にするのかは希望だけでは判断できないかもしれません。インプラントの治療期間が長引く理由としては、埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待たなければならないからです。
サイナスリフトなどの骨造成を行う場合は更に治療期間は長くなります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、インプラント治療完了後には生活の質が一変します。近年では歯医者さんでもインフォームドコンセントを前面に打ち出しているところが増えてきました。
特にインプラントなどの費用が高額になる自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。
外科手術というリスクと高額な治療費、長い治療期間を考えれば、患者の立場からしてみれば当然のことのようにも思えます。